おたより

手もみ茶の淹れ方

手もみ茶とは、機械製造の煎茶とは異なり
茶師が6〜8時間かけ手作業で製茶したお茶です。
その淹れ方も、普通の煎茶とは大きく異なり
じっくり時間をかけるのが特徴的です。
本日は、その淹れ方をご紹介します。


1. 準備するもの

・手もみ茶(3g)
・急須
・沸かしたてのお湯
・湯冷まし
・湯のみ(おちょこのような小柄のもがオススメ)
・タイマー

2. お湯を50〜60℃に冷ます

湯冷ましを使用して、沸かしたてのお湯を50〜60℃に冷ましましょう。
50~60℃の目安は、器越しに触れて心地よい温かさです。

3. 急須にお茶を入れる

当店の手もみ茶(3g)を全て急須に入れましょう。

急須がない場合は、2枚のお皿で代用できます。
下部の「◇急須がない場合は…」をご覧ください。

4. 急須に20ccのお湯を入れ、蒸らす

蒸らし時間は以下の通りです。
・一煎目…40秒
・二煎目…80秒
・三煎目…120秒
・四煎目…160秒

5. 湯のみに注ぐ

一煎目のお茶は、ほぼ無色です。
しかし味わいは深く、品のある甘みがあります。

以降二〜四煎まで、1〜5の工程を繰り返しお茶を淹れましょう。
繰り返す度に少しずつ鮮やかな緑色が色付き、味の変化も感じていただけます。

6. 五煎目は沸かしたてのお湯で淹れる

五煎目は、沸かしたての熱いお湯で茶葉を一気に開かせます。
お湯を入れたら蓋をし、200秒蒸らします。

7. 茶殻は、おひたしに

茶葉が開いた茶殻は、新芽の形状に戻ります。
醤油・ポン酢・塩昆布などと一緒におひたしとしてお召し上がりください。


◇急須がない場合は…

急須の代わりに用意するもの
・小皿2枚(手のひらに収まるサイズが好ましいです)

工程は、急須で淹れる方法と同じですが、
湯のみに注ぐ際は以下の動画をご参考ください。

※火傷には十分にご注意ください。


以上が手もみ茶の淹れ方です。

普段は、食後・休憩時にサッと飲みがちなお茶ですが、
時間をかけ、リラックスしながら匠の味を味わっていただく
そんなおうち時間を過ごしていただけますと幸いです。

どうぞ、素敵なお茶の時間をお過ごしください。

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